2026.09.02/コラム
暑さもおさまってきました
今日(9月2日)は、暑さがおさまってきたことを実感する「処暑」という時期の中の終わりの期間…七十二候の「禾乃登」の始まりです。稲が実り頭を垂れるようになり、収穫までもう少し…という時期のことを言いますね。
あの暑さも、「早く秋になってよ!」と強く思えば思うほど、つらく感じたはず。実際には、日々の暑さをやり過ごすことだけ考えて、その対策を淡々とやりながら、涼しく感じるようになる時期を「待たずに待つ」しかないのですよね。
厳しい環境で生活してきた人ほど、「心の警報」が鳴りやすく、そういったときは性急に結果を求めるのですが、強く願うほど、それが不穏感を高めてしまい、つらさが増していったりします。静かに待つしかないときは、やるべきことをやって、「今」を見つめながら過ごすしかないこともよくあります。「マインドフル」と呼ばれる意識の持ち方ですね。カウンセリングなどで「マインドフルネス瞑想」を勧められた方も多いのではないかと思います。
でも、「マインドフル」…分かりにくいのが難点。身近な体験の中で「あれがそうかな?」と思うものが、いろいろ見つかると分かりやすいのですけれど。
例えば、線香花火を見つめているときって、もしかして「マインドフル」かもしれないなと思います。形をかえていく火花を静かに見つめながら、その繊細な様子に魅入っている時間…面倒なことから意識を引き剥がし、目の前にあるものの姿だけを見つめている…過ぎ行く夏を惜しみながら、線香花火など楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
そんな時間が、他にもないか探してみるのも面白いかもしれません。意外にいろいろ見つかるはずです。
春もここまでくると、勢いが増して、いつもそのエネルギーには驚きますね。

つい先日まで見えなかった麦の穂が、いつの間にか姿を現し、すごい勢いで伸びています。
毎日毎日様子が変化していくこの勢い、わくわくしたり、落ち着かなかったり、戸惑ったり…人によって反応は違っていると思います。
湧き上がるようなエネルギーが感じられつつ、雨の日は、ひんやりと冷たくて気分的には下がってしまいがちですが、今は二十四節気の「穀雨」の時期。作物を育ててくれる「恵みの雨」。そう思うと、雨の日でも肯定的な気分で過ごせそうな気がします。
年度の始まりの月でもあり、不慣れなことにも取り組まなければならないことも多くあって、意外に神経が疲れていたりするものです。時の流れの中で、ゆったりと春を感じながら、過ごす時間もほしいところですね。
2026.02.23/本の紹介
あの「哲学なんていらない哲学」KADOKAWA
待合室の本棚に、新しい本を入れてあります。

あの著「哲学なんていらない哲学」KADOKAWA
TVとか音楽で活躍している、あのちゃんの本です。
トラウマを抱えながら、それと向き合いつつ、自分の哲学を構築してきたのが分かります。
難しい学問の哲学ではなくて、自分の体験していることから自分で哲学して築き上げたことを実践していく姿は、いろいろなことを教えてくれるような気がします。
まずは、手にとって、理屈抜きに読んでみてほしい本です。
二十四節気の「大寒」に入りましたね。冬の寒さもピークを迎えるので、これから立春までの2週間ほど、「寒いのいやだな…」と少し憂鬱になることもあるかもしれません。
でも、何事も「ピークを迎えた」ということは、それ以上になっていくだけの勢いがなくなっているということを意味しています。
冬至を迎えたときのような、陽射しの弱々しさとは違ってきていますし、夕方も帰宅時には真っ暗だったのが、ここのところ、まだ薄明かりが残っているうちに自宅にたどり着き、明るさが増してきているのを実感します。
何事も「ピークに達した!」と思ったときには、もうその勢いは失せていると考えるのがよいような気がします。寒さも、もう少しの辛抱ですね。